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1.既設頂部コンクリートコア削孔
埋設物確認掘削後、既設頂部コンクリートに
新設タイロッド設置用のコア抜きを行う。
コア抜きは、コアボーリングマシン
(パイ200mm)を用いて行ない、
所定の高さに削孔の方向性を確認しながら行う。

2.既設鋼管矢板切断
既設頂部コンクリート撤去後、
既設鋼管矢板天端部分を切断する。
切断位置は新設タイロッドの設置位置に
合わせて行う。
切断は、ガス切断機を使用して行ない、
既設タイロッド及び既設腹起しへの損傷に
注意して行う。

3.先行削孔
先行削孔は鋼管杭打込み部分の土丹層を掘削するために行うもので、地盤改良前に行い、法線方向7本
をアースオーガ機(一体型ドーナツオーガ機)により、施行する。

三点式杭打機
(DH-608-120E、リーダー長24E)
に艤装したアースオーガ機
(SMD-150H-P220kw)
により削孔する。
削孔機械は、1台の掘進機構により、
オーガスクリューと外側ケーシングを
お互いに逆回転させ削孔する機構を有
する一体型ドーナツオーガを使用する。
削孔径は、鋼管杭径、地盤改良範囲以
深の泥岩層及び地盤改良対象地盤への
影響を考慮し、パイ1200@×16.0E
とする。
削孔位置は、測量により所定の位置へ
杭芯を出し、ケーシング位置を削孔箇
所に描きケーシングをそれに合わせ、
鉛直性を確認後削孔を開始する。
削孔中もケーシングの鉛直性を確認し
ながら削孔し、削孔土砂はケーシング
内に溜め込みながら削孔する。
また、削孔時の補助機械としてコンプ
レッサーを使用する。
削孔深度はケーシングに明示したマ−
キングにより行い、鋼管杭打込み先端
まで削孔する。
引抜き時には、オーガスクリューを逆
転させ、ケーシング及びオーガスクリ
ューを孔壁崩壊に注意しながらゆっく
り引き抜き、ケーシング内に溜め込ま
れた削孔土砂を孔内へ戻す。
また、削孔位置周辺の地盤は緩みやす
くなっているため、常に地盤の様子を
確認しながら施工する。

4.鋼管杭製作・運搬
鋼管杭は製作図及び製作仕様に基づき、工場で製作し所定の工場検査を行う。鋼管杭本体に1本ごとに
容易に消えない塗料を用いて、頭部から3mまでは10Bピッチ、3.5mから10mまでは50Bピッチの
表示を行う。
鋼管杭は、新日本製鉄工場で製作し、現場まで陸上運搬する。運搬時における吊込み及び積置き方法
については、鋼管杭への損傷、変形を与えないように慎重に行う。
鋼管杭の運搬は、パイプトレーラーに積込み運搬し、クローラークレーン(50t吊)にて吊込み仮置
きする。なお、運搬中はワイヤーロープ、キャンバー等により固締して運搬する。鋼管杭の積置き方
法は以下の通りとし、本体の変形等を防ぐ。搬入後、鋼管杭の形状、寸法、鋼番を確認する。

5.鋼管杭打込み
鋼管杭は、三点式杭打機
(DH608-120Mリーダー長24.0m)
に艤装した油圧ハンマ
(NH-100-2・ラム重量10t)により
打込む。
打込み方法は、杭芯を所定の位置へ測量に
より出し、鋼管杭位置を打込み箇所に描き、
鋼管杭位置確認後、補助クレーン
(クロ−ラクレーン50t吊)により鋼管
杭を建込む。建込み完了後、鋼管杭、
リーダーの鉛直性の確認及び地盤の状況
(貫入量の確認による)によりラム落下高
さを調整しながら打込む。 
鋼管杭天端が地表面より深いため、
油圧ハンマーが杭打ち機リーダ−下端付近
まで達した後、
ヤットコ(パイ1000mm用5〜6m)を
補助クレーン(クロ−ラクレーン50t吊)
にて鋼管杭へ建込み、再打撃して所定の深
度まで打込む。
打込み完了後、ヤットコを補助クレーンに
て引抜き、鋼管杭打込み箇所跡の陥没部分
にはバックホウ(0.4G)にて土砂を埋戻す。
打込み管理については、あらかじめヤット
コにマ−キングした標尺により管理し、
打設記録を計測する。
先行削孔
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鋼管杭打込
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