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6.土砂掘削・杭頭内土砂掘削 (1)土砂掘削 本体工鋼管矢板打込み完了後土砂掘削を行う。土砂掘削に際しては、バックホウ(0.7G)により掘削 し、ダンプトラックに積込み、仮設ヤ−ドへ運搬、仮置きする。 既設頂部コンクリートよりも海側については、頂部コンクリート上にバックホウを配置し、地盤改良 工の土砂掘削と一連作業とする。 既設頂部コンクリートよりも陸側については、裏埋完了後に妻部側より掘削を行ない、頂部コンク リート部分についてはその床付け高さに合わせて同時に行う。 (2)杭頭内土砂掘削 土砂掘削後、人力にて頂部コンクリート下端まで掘削するものとする。掘削完了後、 整形を行ない不陸を整える。 |
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7.腹起取付け (1)腹起材製作 腹起材(-380×100×10.5×16)はプレート (360×100×12)を使用して上下溝型鋼の一体に なるよう加工する。 (2)腹起取付け 腹起材取付けに際しては、事前に鋼管矢板の出入り を計測し、取付け法線を決定する。取付法線決定に あたっては岸壁法線に対して平行かつ、タイ材法線 に対して直角(最大2°以内)となるように決定する。 腹起材取付用ブラケットを所定の高さに溶接し、 現場加工(鋼管矢板との接合ボルト孔の削孔)した 腹起材をホイールクレーン(25t吊)により所定の 位置へ仮置きする。1本仮置き後、次の腹起材を設置し、 全延長の腹起材設置完了後、腹起材接合プレート (ウェブ、フランジ)を仮締めする。 仮締完了後法線調整を行ない、接合プレートの本締 めを行う。 その後、鋼管矢板と腹起材をボルト接合し、鋼管矢 板との隙間が生じた箇所についてはライナープレー トを挟込み接合する。 |
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8.頂部コンクリート打設 (1)均しコンクリート打設 床付け完了後、均しコンクリート型枠を 設置し、コンクリートを打設する。 均しコンクリート面は金コテ仕上げとし、 型枠組立て時に支障とならないように 平坦に仕上げる。 (2)鉄筋工 @架台設置 鉄筋組立てに先立ち、鉄筋の位置確保及び たわみを防ぐために鋼管杭上に鉄筋架台 (L-50×50×4)を鋼管杭に溶接する。 A鉄筋加工 鉄筋は搬入後、形状・寸法・材質を確認 した後加工する。加工に際しては、所定 の形状寸法に正確に加工する。 また、鋼管杭と溶接する鉄筋については、 鋼管杭の変位に合わせて実寸を測定し、 曲げ加工する。なお、鉄筋の仮置き時には 有害な錆等を防ぐため、シート養生する。 B鉄筋組立 鉄筋は、均しコンクリート上及び鉄筋架 台上に出した躯体墨にあわせて配置し、 鉄筋の種類、間隔、かぶり及び鉄筋継の ラップ長を確認しながら組立てる。 また、鉄筋は焼き鈍し鉄線により結束し、 要所については段取り鉄筋等を使用して コンクリート打設中に移動しないように堅 固に組立てる。 組立て完了後、コンクリートとの付着を 阻害する恐れのある物を除去する。 鉄筋溶接は、エンジンウェルダ−(280A) を使用して行ない、片側5B以上の溶接を行う。 |
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(3)型枠組立て 鉄筋完了後、均しコンクリート上の異物及び鉄筋に付着した異物を除去した後組立てる。 型枠材は木製型枠とし、組立て前に剥離材を塗布する。 型枠は基準墨に合わせて組立てるものとし、組立てに際してはフォームタイの緩み、単管パイプ及び桟 木の間隔を確認し、コンクリート打設中に変形しないように堅固に組立てる。 (4)コンクリート打設 コンクリート打設前には、型枠内の清掃を行い異物等を除去する。また、木製型枠には十分給水させ、 打設中のコンクリートからの給水を防ぐ。 コンクリート打設は、コンクリートポンプ車を使用して行う。コンクリートは1層当り約45Bの2層打 設とする。コンクリート打設時は、バイブレーター(高周波パイ50mm)により入念に締固める。ま た、2層目コンクリート打設時には、1層目コンクリートまでバイブレーターをかけ、両層が一体とな るように締固める。コンクリートの天端は、金コテ仕上げとする。 (5)コンクリート養生 コンクリート養生は、養生マットを敷き散水による湿潤養生とする。また、養生マット敷設前にコンク リート表面が乾燥してきた場合は、噴霧養生を行う。 ※日中気温が4℃以下になるような時は寒中コンクリートとして対応する。 (6)型枠解体 コンクリート養生後型枠を解体する。解体に際しては、解体中に躯体に傷つけないように注意して行 う。 解体後、セパレータ−部分についてはモルタルを詰め、表面仕上げを行うものとする。なお、脱 型の時期についてはコンクリート標準示方書に従い行うものとする。 |
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9.タイ材製作・取付 (1)タイ材にはタイロッド(パイ90mm)を使用するものとし、製作にあたっては鋼矢板施工指針に 基づき製作仕様書を監督職員に提出し、承諾を得て製作する。 (2)タイロッド取付孔切断 鋼管矢板及び鋼管杭の所定位置に、タイロッド取付孔をガス切断によりあける。取付孔の大きさは パ130mm程度とする。 また、タイロッド取付孔の下端はタイロッド取付高さに合わせて慎重に切断 する。 (3)支保工設置 タイロッド取付に際し、タイロッド下端高に合わせて支保材を設置する。支保材は角材 (□-90×90〜□-120×120)を使用し、沈下しないように設置する。支保工設置位置は下図の通 り部材端部材中央部とする。 |
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(4)タイロッド取付 タイロッド両端の上部コンクリート及び頂部コンクリートに埋込まれる部材(@ D)を最初に取付け る。 なお、頂部コンクリート側については、D 部材をコンクリート打設前に取付、コンクリート打 設後定着プレート及び定着ナットにより締付けておく。 次に A B C 部材を支保工上にホイールクレーン(25t)にて仮置し、腹起し材側定着プレート、 ナットを取付後、それぞれをリングジョイント、ターンバックルにより接合する。接合に際しては、 リングジョイントの鉛直性、ネジ山の突出及びねじ込み量の確保に注意する。 部材の接合完了後、タイロッドの高さと法線を確認する。確認後、ターンバックにより均等な張力が加 わるように締め付ける。また、腹起し材側の定着ナットについても増締めし、 あそびがないようにする。 取付順序 5 → 1 → 4 → 3 → 2 10 埋戻し 頂部コンクリート及びタイ材取付完了後、路床高さまで埋め戻す。 埋戻した材料は、現場仮置の発生材をダンプトラック(10t)により運搬するものとする。搬入した 土砂は、バックホウ(0.7G)にてまき出しながら埋戻し、バックホウにて転圧する。タイ材付近はタ イ材に損傷等を与えないようにし、入念な施工を行う。 |
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頂部コンクリート 鉄筋組立 | 型枠組立 | ||||||||||||||||
コンクリート打設 | 既設頂部コンクリート削孔 | ||||||||||||||||
タイ材取付 | |||||||||||||||||
既設鋼矢板切断 | |||||||||||||||||
腹起取付 | |||||||||||||||||
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