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施工方法
地盤改良工事ってなに?

 新しい道路は、安全で走りやすく、町から町の移動時間が
短くなるように計画されています。
そのため、大きな道路が交差する場所や、鉄道の線路が交差す
る場所等を、車が潤滑に流れるように、道路や線路を高架橋等
で超える工事が進められています。
現在、当現場付近では、道路になる場所を土で高くする工事(盛り土工事)
行っています。
しかし、
道路になるこの付近の土地は、地盤が柔らかく、そのまま盛り土工事を
行うと、土の重みによって、道路が沈下したり、周りの田んぼが高くなる等の、
悪い影響を与えてしまう恐れがあります。
そこで、地盤を強化するために、土中に支持力のあるコンクリートの柱や、
砕石の柱を形成して、地盤に支持力を持たせたり、土壌に透水性のある材料
(ドレーン)を埋設して土壌の水分を排水させて、土の密度を上げる(土を
固くする)等の工事、「地盤改良工事」が行われます。

今回、等現場で行われている地盤改良工事を説明しながら、
普段目にする事の出来ない土の中の様子を工事の順序に沿ってご紹介します。
施工フロー

左記の順序により
工事を行います。


準備工事は基準点より、
水準測量と多角点測量を
行い、路線測量、横断測量
から設計図書との確認を
行います。
サンドマット工事

軟弱地盤の改良工事を行うために、サンドマットを造ります。

サンドマットは改良する土壌の上に1メートルの高さで、砂の層を作ります。
砂は支持力があるため、軟弱な地盤の上で作業を行う重機が、転倒したり、
足下が沈み込む事故を防ぎます。また、砂は水の透水性が高いため、
土壌改良によって下から湧き出てくる水を、安定した状態で、排出します。
マット材は、採取場所よりダンプで搬入して、ブルドーザで敷きならします。
マット材搬入
  施工に先立ち、使用する材料は監督職員に試験成績表を提出し、承諾を得た後に使用いたします。
  使用する材料は採取場所よりダンプトラック10t積を使用し搬入を行います。
  また、工事期間中、材料の運搬に交通管理として交通整理員を配置いたします。
敷き均し
  サンドマットの敷き均しは、ブルドーザ16t級(湿地)を使用し、設計図書に示された形状寸法に
  敷き均します。尚、1層の敷き均しは50cmとし施工を行います。

管理方法
  サンドマット工の厚さ管理については、施工に先立ち下図の標尺を作製する。
  標尺は、底盤を設け、現地盤上に設置することにより、沈下・隆起などに対応でき適切な層厚管理を
  行います。設置位置は、測点の中心線及び両端の法肩付近に設置し、施工を行います。

  サンドマットの施工は、厚さ管理となるため下図のように、現地盤高の違い、沈下及び隆起により
  完了後の高さは、一定ではありません。
締固め改良工へ続く

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