スラリー撹拌工について
新しい橋の建設に伴い、 橋へのアプローチとして道路になる場所を土で高くする盛土工事が必要になります。 しかし、盛土が行われるこの付近の土地は、地盤が柔らかく、この状態で盛土工事を 施工すると、土の重みで道路が沈下したり、周りの田んぼが高くなる等、 悪い影響を与えてしまう恐れがあります。 |
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このような地盤を地中から強化して、盛土に耐える地盤を造る工事を 地盤改良といいます。 地盤改良工事には様々な工法がありますが、今回現場で採用された工法はセメント材 を地中に注入しながら撹拌して、土中に支持力のある柱を形成する工法です。 |
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スラリー撹拌工 改良する軟弱地盤の中にセメントに水を混ぜたセメントスラリーを強制的に注入しながら、 2本のローターで効率よく撹拌し、土と混合します。 |
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スラリー撹拌工法のメリットは、 砕石を利用した締固め工法や、 ドレーン材を利用したバーチカルドレーン 工法と比べて施工の期間が短く、 改良した地盤も工事終了後、7〜14日程度で 直ちに利用する事ができ、構造物の近接施工 も可能です。 また、周辺への影響もほとんど無い事が特徴 で、セメント系を主剤としているため、 2次公害もありません。 |
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工事の完成状態 | |||||
原地盤の状態により異なりますが、 通常施工後7〜14日程度で 目標の強度に達します。 原地盤の土をそのまま用いて、 固化剤によって安定処理するため、 残土処理の必要がありません。 |
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