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施工方法

準 備 工
腐植土の置き換え
施工する箇所の地盤には、腐植土層があるため掘削して取り除き、山土を搬入して整地します。
サンドマット工
改良する土壌の上に砂を敷き、軟弱な地盤の上で作業を行う重機が転倒したり、
足下が沈み込む事を防ぎます。

固 結 工
配合試験
施工するスラリー撹拌工事を行う上で、
重要な要素として改良する地盤に最も適応したセメント配合を決める必要があります。
土に対して最も適したセメントと水の比率決めるため、施工箇所の土を採取して科学的性質試験を行い、
室内配合試験によって強度を確認します。
下記の試験によって得られたデータから安全率を掛け、添加量を設定します。
試験項目 物理試験・・・土の含水比試験
化学試験・・・土の粒土試験土のph試験
土の強熱減量試験
土の湿潤密度試験土の粒土試験
力学試験・・・土の一軸圧縮試験(σ7、σ28)(配合試験)
スラリー撹拌工
 改良する軟弱地盤の中にセメントに水を混ぜたセメントスラリーを強制的に注入しながら、
 2本のローターで効率よく撹拌し、土と混合します。
2軸撹拌翼
プラント圧送ポンプ
オーガーモーター
バッチャープラント
セメントサイロ
杭芯測量
 1.基準杭設置
   打設区域整地後、施工区域毎の隅画部及び変化点に基準杭を設けます。
   この基準杭は、施工に伴い損失が予想されるので施工区域外に引照杭を設置します。
 2.杭芯測量
   各杭の測量は、基準杭よりトランシットと巻尺を使用し、打設区域に設置します。

スラリー撹拌打設順序フロー図(深層混合処理工)
作業手順
2本の撹拌翼をゆっくり回転させながら、固化材と原地盤を混合させるため施工は安全で、
むらの無い硬化柱体を造成できます。また、無騒音、無振動で作業が行えます。
施工順序
 1作業分(約25m程度)を1ブロックとし図のように施工します。
 1ブロック完了後、2ブロックに移動し同様に施工します。
 スラリー撹拌施工時において、敷鉄板(6.0m×1.5m)を20枚程度敷設し、打設機の足場を養生し
 施工を行います。1ブロック施工完了後、次ブロックへ敷鉄板・打設機を移動し施工を再開します。
施工管理
・杭芯位置の管理
  杭芯に対してロット設置(杭芯設置)位置の誤差は、ア5cm以内とします。
  施工平面図上(パイル配置図)の杭番に従い、オペレーターに打設位置を1本毎に明記させ
  打設もれのないようにします。

・材料の管理
 1固化材
   使用する固化材は、あらかじめ、試験成績表を監督職員に提出します。
   施工中は毎月1回、試験成績表を提出します。
   日々、搬入固化材量、使用固化材、固化材残数を確認し、
   相違のある場合は速やかに原因を調査し、復旧を行います。
 2練混ぜ水
   練混ぜ水は河川水を使用します。使用に伴い河川管理者に承諾を得てから使用します。
   施工に支障の無いように随時給水をおこないます。
 3スラリー比重管理
   毎日、午前・午後にスラリー比重を計測し、セメント及び水の計量が正常に行われているかを
   確認します。

・施工管理装置
   打設時における施工管理は、打設深度を表示する貫入深度計と、ロットの貫入速度を表示する
   速度計、減速機(アースオーガー)の電流値を表示する電流計、減速機の回転数を表示する
   回転計、スラリーの吐出量を表示する流量計(2軸分)5種類で行い、
   それらを自動記録計を用いて記録します。
   1貫入深度計
     ロットの打ち込み、引き抜き作業のケーシング先端の軌跡を、減速機に取り付けた
     計測ワイヤーにより、発信器に伝達し電気信号に変換して表示し自動記録します。
   2速度計 貫入深度計にて使用している発信器を用いて貫入速度を表示し自動記録します。
   3電流計 減速機の制御盤に取り付けたCTより電流値を表示し自動記録します。
     電流値は削孔時 の着底管理の目安として使用します。
   4回転計 減速機とロットのつなぎ目(フランジ部)に回転計(発信器)を取り付けロットの
     回転数を 表示し自動記録します。回転計は羽切り回数の算出に使用します。
     ※羽切り回数とは攪拌翼を構成する各羽根が改良材を投入した改良対象土を攪拌する
     回数の事を言い、当工法では1m当たり350回以上行う事とします。
   5流量計
     スラリーポンプの排出孔部に流量測定器を設置しスラリーの排出量を表示自動記録します。
     ロット1軸当たり1台のスラリーポンプ、流量計を使用し、1軸当たりの
     スラリー吐出量(注入量)を計測します。
施工管理システムの全体構成

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