グラベルコンパクション施工内容 | |||
本工事の施工に関しては、「特記仕様書」及び「港湾工事共通仕様書 (平成16年3月一部改訂(平成17年3月改訂)」に基づき施工します。 尚、仕様書に記載のない事項は、監督職員と協議の上施工します。 また、工事着工前には各関係機関への手続きをし工事許可を得た後、工事に着手します。 |
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1施工フロー図 | ||||||
2準 備 工 | ||||
(1)港長への工事許可申請 工事に先立ち港長へ工事許可申請書を提出し、工事許可書交付後に工事に着手します。 尚、工事許可申請書の写しは、監督職員に提出します。 (2)仮設設備設置 改良砂仮置き場に詰所等を置します。 (3)測量 基準点測量 工事区域の基準測量は、監督職員の指示による基準点を使用し、行います。 又、別途に測点が必要な場合は、移動・設置して結果を報告 書として監督職員に提出します。 水準測量(潮位管理) 自動潮位計(送信機)設置前に工事基準点より水準測量を行い、藤原-10m岸壁にKBMを設置し ます。KBMを監督職員に立会確認して頂いた後、藤原-10m岸壁南側に自動潮位計(送信機)を 設置します。地盤改良船の自動潮位計(受信機)とKBMを用いた潮位測定値の精度確認を監督 職員立会のもとに行います。その成果を監督職員に提出し、承諾を得た後、使用します。 深浅測量(前測・後測) 深浅測量については、音響測深機を使用します。測線間隔は10mとし、現況の確認及び盛上り の確認の為、締固め砕石杭打設前後行います。測線位置は設計書に従うものとします。 測量結果は、速やかに整理し、監督職員に提出します。尚、事前測量結果にて設計図書に 示されている数値と相違する場合は、その旨を監督職員に通知し、 その指示を受けるものとします。 |
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サンドコンパクション船 回航計画 | ||||||
(4)保 険 回航保険 地盤改良船を回航する前に、 回航保険を付保します。 水雷保険 地盤改良船には、 必要な工事期間、 水雷保険を付保します。 傷害保険 地盤改良船の乗組員に、 必要な工事期間、 傷害保険を付保します。 (5)船団回航 地盤改良工事を開始するに 当たり、 サンドコンパクション船を 石巻港より宮古港に回航します。 尚、回航に先立ち、 別途回航計画書を提出します。 また、 出港時および入港時に おいては、入出港届けの写しを 監督職員に 報告書として提出します。 (6)地盤改良船艤装 (ケーシングパイプ組立) 許可を受けた所定の場所で、 係留し地盤改良船の艤装を 行います。 艤装は、ラフタークレーンを 使用して行います。 |
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3海上地盤改良工 | |||||||||
本工事は、コンパクション船により締固め砕石杭を造成します。 砕石杭の造成に当たってはNGを確認することのできるシステムを搭載し、以下の工法で施工します。 |
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(1)キャリブレーション 本工事施工に先立ち地盤改良船の キャリブレーションを行います。 実施にあたっては、計画書を提出し、 監督職員の承諾を得てから行います。 (2)グラベルコンパクションパイル(G.C.P)工法 本工事に使用する工法は、「振動する中空管を 用いる砕石杭工法」の一つである KS−REACT工法(打ち戻し方式)で 行います。 |
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グラベルコンパクションパイル | |||||||||
グラベルコンパクションパイル(G.C.P)工法 | ||||
GCP工法は、沈下と安定の両面の対策として、砂質係地盤と粘性土係地盤の両方に適用されています。 |
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工法の概要 | ||||||||||
本工事の海上GCP工法は、 |
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KS-REACT工法(打ち戻し方式) | ||||||||||
1 ケーシング管内にエアーを送気し、海水を排出する。 |
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KS-REACT工法打ち込み状況→ | ||||||||||
(3)コンパクション船位置決めシステム コンパクション船の位置決めは、GPS測位システムを使用して行います。 本GPSシステムは、GPS受信機よりリアルタイムで出力される位置データ (RTK−OFT測位)をパソコンに取り込み、コンパクション船の位置・方位を高密度に測定し 打設位置との誤差量をコンパクション船ブリッジに設置してあるモニター画面 に表示します。 コンパクション船ブリッジでは、このモニター表示に従い、操船ウインチを遠隔操作し、 計画杭芯位置に操船移動させます。 |
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位置決めシステム操作状況 | |||||||||
GPSシステム概略図 | |||||||||
a)操船者は、現在位置と設計位置の図からその相対関係をつかみます。 b)コンパクション船の移動方向と量は、矢印と数値で表示されます。 c)設計位置は、コンパクション船の1号機および3号機のケーシングパイプ断面の中心を表示します。 d)移動量の単位は、cm又はmで、移動量が1m以上になるとm単位の表示に変わります。 e)杭番号は、縦座標No,横座標Noで表します。 f)所定の位置まで移動し、その結果を記録する場合は「印字」キーを押して記録します。 工事は、コンパクション船により締固め砕石杭を造成します。 砕石杭の造成に当たってはNGを確認することのできるシステムを搭載し、以下の工法で施工します。 |
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(3)砕石供給フロー | ||||
(4) 打設方法 砂杭打設の施工手順は、下記の要領で行います。 a)計器0位設定 1日の作業開始前に自動記録計チェックの為、GL計、水深計の「零設定」を行います。 b)打設位置移動 GPSの誘導の基、コンパクション船を操船し移動させます。 c)水深測定および潮位確認 砕石杭の天端高および打設深度決定のために、潮位確認を行います。 |
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d)打設開始 ケ−シングパイプを海底面まで 下げます。 e)ケ−シングパイプ貫入 バイブロハンマ−を起動させて、 移動バケットにて、砕石を投入しなが らパイプ内に一定量の砕石を投入し、 それと同時に、ケーシングパイプ管内 にエアー圧気を行いながら、 所定深度までケーシングパイプを貫入 します。 また、貫入中にケーシングパイプ先端 部へ混入する原地盤を、一度ケーシン グパイプを引き抜く事により排出し、 ケーシングパイプ先端まで砕石を充填 します。 f)GCP (グラベルコンパクションパイル) 造成(在来地盤部)ケ−シングパイプ 内にエアーを圧気する事により、ケー シングパイプを引き抜くと同時に 砕石が排出され、規定量の砕石をケー シングパイプ先端より排出します。 排出砕石量(規定量)に見合うだけ ケーシングパイプを打ち戻し、拡径締 め固めを行い、GCPを造成します。 g)水深測定および潮位確認 砕石杭の造成が終了すると、自動水深 計にて水深を測定し、GDの天端を決 定します。 尚、GD天端は、このとき測定した水 深から潮位を引いて求めた地盤高まで とします。 |
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h)GD(グラベルドレーン)造成 f)と同様にケーシング内にエアーを圧気しながらケーシングパイプを引き抜きGDを 造成します。 ※GCPの杭径はφ1,600mm、GDの杭径は、ケーシングパイプ先端内径 φ966mmとします。在来地盤部の高さは、本施工開始前に測定を行い、 監督職員と協議の上で決定しておきます。 キャリブレーション本工事施工に先立ち地盤改良船のキャリブレーションを行います。 実施にあたっては、計画書を提出し、監督職員の承諾を得てから行います。 |
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