地盤改良の目的 | |||
当地区には軟弱な粘性土が厚く堆積しているため、
盛土の載荷重を受けると長期にわたり大きな沈下が生じます。 沈下による地盤の影響は盛土直下のみではなく周辺地盤にも影響が生じるため、 周辺の建屋が傾斜するなどの被害が生じる恐れがあります。(引き込み沈下) この問題の解決策として当現場では、CI-CMC工法による地盤改良が採用されています。 盛土の法尻地盤を固化改良することで、沈下の影響が遮断され建屋の健全性は確保されます。 |
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地盤改良施工方法 | |||
CI-CMC工法は、エアーを用いてスラリーを霧状に噴射する「エジェクター吐出」機構の開発により、大径かつ高品質な改良体を造成する深層混合処理工法で、周辺変位も大幅に低減できるため市街地や 既設構造物近接での施工が可能です。 CI-CMC工法は、高品質で大量施工を行ない、コスト縮減を実現します。 |
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Contrivance(工夫) Innovation(革新) - Clay Mixing Consolidation 国土交通省新技術情報提供システム(NETIS) 登録No.QS-980018-V |
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CI-CMC工法のエジェクター吐出方式 撹拌翼に内蔵されている装置で、エアーの流路にセメントスリ ラーを注入する事で、固化材をエアーに同伴させ霧状に放出させ ることが出来る画期的な吐出方法です。 このため、スリラーを吐出口から流すだけの従来の方法に比べ、 改良域全体に固化材を散布する事が加納であり、 大口径の施工でも高い撹拌能力を発揮します。 また、霧状スリラーが土をほぐし土粒子の流動性を高めること から、貫入、撹拌の負担が低減します。 さらにエアーリフト効果で土が移動しやすくなり、 投入したスリラーに応じて撹拌域の土がスムーズに上昇する ため、周囲の変位が少なくなる効果も得られます。 |
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計画平面図 | ||||